こんにちは、うりぼうです

今回は、グローバルX社のETFであるFINXは投資対象になるかというお話です
利回り10%を超える超高配当なETFであるQLYDなどを手掛けるグローバルX社のETFであるFINXについてまとめました
QYLDについての記事はこちら

そもそもフィンテックとは??
フィンテックは金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせて作られた言葉です
金融と情報技術を組み合わせた新しいサービス全般を指します

よくわかんねーな

例えばスマートフォンからの送金だったり、仮想通貨だったり
身近なところで言うと、楽天ペイやぺいぺいなどの〇〇ペイもフィンテックに含まれます
一昔前は金融と言えばメガバンクや地銀などの地盤を固めた企業が多く、新規参入が難しい業界でした
今は実力とアイディアで勝負ができる時代になりました
FINXとは
FINX基本情報
出典:https://globalxetfs.co.jp/funds/finx/
2016年に設定されたまだ若いETFです
価格は記事を書いている2021/06/01時点では45.14ドルとなっていました
経費率は0.68%

経費率、、、
お高いですね
経費率はかなり高めに設定されています
また、分配金は6月と12月の年2回となっていますが、2018年の12月以降1度も出ていないようです
フィンテックという業界そのものがグロース銘柄と言えるので、そもそも配当金を出していない銘柄ばかりです
株価の伸びで勝負する銘柄ですので、分配金はないほうが良いでしょう
FINXの目的
FINXはグローバルX社のETFで、「金融技術の最先端にある企業への投資」を目的としています
投資対象となるサービスは以下の6つのテーマを扱っている銘柄となります
フィンテックというと、決済系のサービスを思い浮かべる方も多いかもしれません
しかし、資産管理系のソフトウェアの提供なども含まれているため、資産運用会社も投資対象に含まれています
銘柄構築プロセス
FINXはいくつかのステップで構成されています
ポートフォリオは約40銘柄
年1回、6月に組入銘柄の事業や見通しを確認し、入れ替えを行います
組入銘柄は?
上の画像の通り、FINXは特にアメリカ縛りなどはありません
やはり経済大国アメリカが50%以上を占めていますが、オーストラリア、ブラジル、オランダなど幅広い国・地域が投資対象となります
FINXだけで世界中のフィンテック企業に分散投資ができるのはかなりの強みと言えますね
出典:https://globalxetfs.co.jp/funds/finx/
上位3銘柄だけで20%以上を占めています
このあたりの銘柄がこけるとFINXのダメージは大きいです
どんな銘柄なのか軽く見ていきましょう
組み入れ銘柄トップはスクエア
サンフランシスコに本社を置く企業です
出典:https://squareup.com/jp/ja/hardware
日本にも進出しており、これらの端末は申し込めば日本でも使えます
個人でやっているピアノ教室などでも簡単に導入できる手軽さから、どんどんシェアを伸ばしています
株価はこんな感じ
2020年のコロナショック後から一気に株価が伸びてきた銘柄です
キャッシュレスの波と新型コロナによる非接触が求められる今
その潮流にうまく乗れた銘柄と言えるでしょう
2番目はadyen
adyenはオランダのアムステルダムに本社を置く企業
こちらもスクエア同様に場所を問わずに決済を可能にするサービスを展開
決済端末の普及と、オンラインアプリ内決済サービスも取り組んでいます
Uber、Booking.com、ebay、Spotifyなどを主要顧客として抱えています

でかい顧客を抱えてるのか
これは強いな…
日本でもサービスを展開しています
株価はユーロのチャートですがこんな感じ
2018年に上場したばかりの企業ですが、すでに上場時の4倍くらいになっています
コロナショックでもあまり落ちていないのがすごいですね
3番目はみんな大好きペイパル
カリフォルニアに本社を置くアメリカの企業

個人事業主、主にネットでビジネスを展開するタイプの人が大好きなイメージです
オンラインで決済、送金、集金をスマートに行うためのサービスを展開しています
ペイパルは直近の決算も良かったですね
大副業時代のこれからの時代にマッチしているように思います
私も支払いで1度使ったことがありますが、サイトも分かりやすくていいですね
株価はこれ
スクエア同様、コロナショック後に急激に伸びていますね
決済系のシステムがどこまで伸びるか注意
組み入れ上位の銘柄がコロナショック後に大幅に株価を伸ばしていることが分かりました
このような決済系システムがどこまで伸びるかが重要なポイントです

私個人としては、まだまだ伸びしろはたくさんあると思っています
これから自由な働き方が増えてくる時代です
スクエアの決済端末やペイパルのオンライン決済は、個人事業主や小規模店舗を中心にシェアを増やしていくと思えるからです
とはいえ、どこまで伸びるかは未知数です
決済という括りの中でシェアを取り合っている今の状況では、いずれ伸びなくなります
その時に、新しく革新的なサービスができているかどうか…
FINXはスクエアやペイパルの業績の伸びに陰りが見えてきた時が勝負どころです
トータルリターン比較
出典:https://www.etfreplay.com/charts.aspx
上の図はFINX、QQQ、VOO、VYMのトータルリターンを比較したグラフです
FINXが設定された2016年9月から2021/05月末までの比較となります
緑のFINXと青のQQQが争う結果となりました
VOOやVYMは完璧に負けているのはまあ、予想の範囲内です
とはいえ、QQQと張り合えているのは素晴らしいですね
コロナショックを境にQQQに追いつかれている印象ですが、それまでの大部分でQQQに勝っている結果となりました
経費率が高いという欠点を補って余りある結果です
まとめ
FINXという銘柄は、経費率の高さという欠点はありますが、それでもQQQとトータルリターンで勝負できる
むしろ設定日から比べて多くの時期でQQQを上回っている
また、この1銘柄だけで世界中のフィンテック企業に分散投資ができるという点を考えると、とても魅力的な銘柄です
テーマ型のETFは業界全体の浮き沈みの影響を受けるため、扱いの難しいETFですが、これほどのトータルリターンが期待できるなら当然投資対象なります
とはいえ、一つの業界に集中投資するのは分散という観点からは少し危険です
ETFとはいえこの1本に集中投資するのはリスクが大きいということは認識しておきましょう
グローバルX社のETFに関する記事はこちらです


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