こんにちは、うりぼうです

以前の記事でご紹介したサムティ、ナックに続いて配当+優待が楽しめる銘柄をご紹介します
今回はおもちゃやゲームの卸などを行うハピネットについてです
証券コードは7552です
タカラトミーのライバルですね
配当+優待銘柄であるサムティ、ナックの記事はこちら


ハピネット
どんな会社??
ハピネットは主に4つの事業があります
メーカーと販売店の間の流通を受け持っている卸しの会社です
約700社のメーカー、約1200社の販売先とのつながりを持つのが強みですね
おもちゃやゲームの卸しを中心に音楽や映像作品も扱います
また、販売状況や消費者ニーズの提供、イベント企画など
多数のメーカー、販売先とのつながりを生かした情報提供も行っています
最近では卸しだけではなく、自社ブランドや協業で作品を作るといったことも積極的です
2019年には音楽レーベル「蔵前レコーズ」を立ち上げていますし、山﨑賢人さん主演の映画「夏への扉 ーキミのいる未来へー」に共同出資もしています
さらには、バーチャルユーチューバープロジェクト、商業施設にガチャポンを並べた店舗ガシャココを出店するなど
おもちゃやゲーム以外のエンターテイメント全般を扱っている会社です
業績
出典:https://irbank.net/E02869/results
売上は綺麗な右肩上がりとはいかないものの、最近は伸びてきています
営業利益、経常利益も2020年は落ち込んだものの、2021年は戻してきています
新型コロナの影響を受けつつも2008年以来赤字もなくてよい会社ですね

直近のROE6.44%、ROA3.12%ですので、悪くはないけど良くもなく

卸しならまあ、こんなものでしょう
そしてハピネットで最も注目してほしいのはこれです
出典:https://irbank.net/E02869/results
自己資本比率は40%以上の高い水準をキープしつつ、純資産が綺麗な右肩上がりで増えています
有利子負債も長らくありません
起業の安定感を図る指標であるBPS(1株当たり純資産)が順調に伸びているのが素晴らしいですね
キャッシュを厚く持っています
売上ベースで事業ごとの割合を見てみると…
となります
比較的多角化しているようには見えます
しかし、利益ベースで見てみると…
となります
自社制作のコンテンツを増やそうとしてはいますが、まだまだ卸しが優勢です
バンダイナムコ系からの仕入れが多く、バンナムの業績に陰りが見えてきたら要注意
バンナムはハピネットの筆頭株主で24%程度保有しています
今のところ安定してるけれど、実はバンナムの影響力が強い会社と言えます
配当情報
出典:https://irbank.net/E02869/results
配当は直近2021年は1株あたり50円
配当性向は46.74%です
2013年あたりから増配傾向でしたが、もう増配はしなくていいレベルですね
2021年3月期の決算説明資料には…
と記載があるため、配当性向40%を超えているうちは増配はしないと予想します
2021年6月14時点で株価は1460円
配当利回りは3.4%ほどとなります
優待が充実している銘柄と考えれば十分な配当ですね
株主優待
自社の強みを生かした優待です
カタログにはおもちゃ、ゲーム、DVDなど20点以上の中から選ぶことができます
2021年3月期のカタログの内容を少し見てみましょう
だいたい4000円~6000円くらいまでのものをいただけるようですね
おもちゃ、ゲーム、DVDと幅広く用意されているため、家族の誰かしらはほしいものがあるのではないでしょうか

配当が1株50円(100株で5000円)で配当利回り3.4%くらい
優待も4000~6000円程度の商品ですので、配当+優待利回りは6.7~6.9%ほどとなります
ハピネットまとめ
新型コロナの影響を受けて利益が減っても減配せず、翌年にすぐコロナ前と同じくらいの利益を上げていますし、安定感が抜群です
リスク少な目でキャッシュを貯めつつ安定配当を実現してくれる良い企業です
配当、優待大好き投資家としては100株は持っておきたいところ
配当は年2回ですが、優待は3月末権利日の1回だけ
焦らずじっくり安いところを見極めて拾いたい銘柄ですね
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