こんにちは、うりぼうです

配当金をたくさんもらいつつ優待ももらえる銘柄が大好きです
そんな銘柄の一つ、モーニングスターについてお話します
連続増益に連続増配、仮想通貨がもらえる優待と中々面白い銘柄ですよ
証券コードは4765です
当ブログでは高配当+優待がもらえる銘柄についての記事が多いです
ホテルの宿泊券がもらえるサムティや日用品が買える優待券のエディオン、優待利回りの高い早稲田アカデミーなども記事にしています
他の配当+優待銘柄はこちらからどうぞ

モーニングスター
どんな会社??
この会社は議決権比率がSBIグループが41.6%、米国モーニングスターが22.3%持っています
SBIホールディングスの子会社ですね
主な事業は二つ
ファイナンシャル・サービス事業
投資運用全般の情報を比較・分析・評価して顧客に提供し、併せてコンサルティングなども行う事業となります
この事業が全体の33%以上の売上を占めています
スマートフォンアプリでの情報提供に力を入れており、株式新聞アプリ、仮想通貨用アプリ、投資信託用アプリなどを提供しています

累計ダウンロード数は2010年から常に伸び続けており、2021年3月時点で89.4万ダウンロードを記録しています

モーニングスターの投資情報を求めている人が増えているんですね
若い世代中心に投資する人が増えているようですので、これからも伸びしろはありそうです
また、ライフプランや保険、相続も合わせた情報を提供する販売支援ツール「Wealth advisors」は、地方銀行の約70%以上に導入が進んでいます
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)にも3割のシェアを誇っています
さらに、資産運用セミナーもオンラインを中心に参加人数を増やしていて好調です
アセットマネジメント事業
アセットマネジメント事業は、投資信託の設定、募集、運用などの投資運用や投資助言を行う事業となります
SBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社などの連結子会社が運用する投資信託などで利益を出す事業です
複数の連結子会社による運用残高は年々増え続けており、2019年3月期は6377億円
2020年3月期は17304億円、2021年3月期は28691億円と順調に伸びています

このアセットマネジメント事業が売上の66%以上を占めており、メインの事業となります
決算説明資料を読むと、現在ロボアドバイザーも開発中のようです

ウェルスナビも儲かってそうですし、モーニングスターもロボアドバイザーをリリースしたらさらに成長しそうです
また、投資助言については、確定拠出年金の加入者向けの投資教育やファンドラインナップ分析などのサポートを行うなど、自社の投資に関する豊富な情報を生かした事業を展開しています
業績
出典:IRBANK
売上、営業利益、経常利益すべてが右肩上がりになっていて素晴らしいです

10%を超えると優秀と言われる売上営業利益率は脅威の23%台
ものっっっすごく利益率の高い会社です
出典:IRBANK
EPSが右肩上がりの会社は良いですね、好きです
高配当で優待も出している会社でここまでしっかり成長している会社は中々ありません
グロース株のような成長をしつつバリュー株のような株主還元を見せている企業です
財務状況
出典:IRBANK
総資産は順調に増えていることが分かります
自己資本比率は84.6%で有利子負債比率は0の無借金経営
常に自己資本比率が高い状態をキープしてくれるのでとても安心感があります
財務はものすごく健全ですね
株価
出典:モーニングスター
2021/07/31時点で459円
100株を5万円以下で買うことができますね
5万円以下で買える銘柄で、高配当+優待のある銘柄はほとんどありません

5万円以下でお米券と配当をもらえる銘柄で有名なタカラレーベンも優待廃止したからな

モーニングスターはこれだけ株主に還元して企業として成長もしてますからね
珍しい企業です
配当
配当は2010年から12期連続増配となります
2021年は1株16円となります
中間配当7.5円、期末配当8.5円ですね
12期連続増配というのは連続増配で有名な花王やSPK、三菱HCキャピタルなどと比べるとそんなに大したことないように見えます
しかし、12期連続で「増益増配」となった会社は上場企業でも4社のみです
この4社の中でも、当期利益の成長率(10年間の年率)が最も高いのがモーニングスターです
社長はここに自信を持っており、これからも増益を続けていけると言います

増益、増配、優待もある、成長率も高い…
バンガードとコラボしたVシリーズとか伸びる未来しか見えないし、この企業最高じゃね?

しかーし!
注意点もありますので焦ってはいけません
配当性向について
モーニングスターを買う上での注意点として、配当性向がものすごく高いことが挙げられます
2019年 | 95.1% |
2020年 | 101.0% |
2021年 | 105.0% |

利益のほとんどを配当に回してるじゃないですかー!
2年連続で100%を超えてたこ足配当みたいになってますよ!?

そうなんです
モーニングスターは配当性向が高すぎて敬遠されている銘柄なんです
これでさらに優待も出してますからね
配当性向は40%くらいに収まっていれば、長期的な配当を期待できると言われることが多いです
しかし、モーニングスターは利益のほとんどを配当に出していくスタイル
これでは内部留保はほとんどできず…
新たな事業などに投資ができず事業拡大できないですね

全然ダメじゃねーか
調べてみたところ、モーニングスターのyoutubeチャンネルの動画で社長自ら配当性向について説明している動画がありました
その上でキャッシュが余っているのであれば配当として還元していく方針とのことです
増益をきっちりすることで増配していくとの説明です
今後はもっと増益して配当性向を下げていくと宣言しています
減配は行わず、増配以上に増益することで配当性向を下げていく方針のようです
また、自己資本比率が高いことからも分かるように、すでにある程度投資などに使える資金を貯めこんだ上で配当を出しています

資産運用残高などの伸びもすさまじいので、倒産はもちろん減配のリスクもそれほど高くはないんじゃないかなと思っています
株主優待
仮想通貨リップルについては元々50XRP贈呈でしたが、2500円相当に変更されています

5万円以下で買える銘柄なのに中間と期末両方とも優待があるのが驚きです
仮想通貨のリップルがもらえるんですね
株式新聞は3月のみですが、リップルは年2回もらえます
仮想通貨と言えばビットコインが有名ですが、その他にもイーサリアムやビットコインキャッシュなど様々なものがあります
リップルは「ブチ抜く力」という本の著者であり投資家兼事業家の与沢翼さんが大量保有しているコインとして有名です
仮想通貨はなんか怖いから積極的に買うつもりはない
という方でも優待でもらえるなら良いですね
ちなみに、当ブログで過去に仮想通貨がもらえる優待の記事を書いています


ビットコインをもらえる優待がいいならギグワークス
リップルでもいいならモーニングスターとご紹介しています
利回りを計算してみる
配当や優待の利回りを計算してみます
株価は459円、配当は16円として計算してみます
株主優待はリップル2500円分が年2回
株式新聞の価格はモーニングスターの公式ホームページから取ってきます
100株から500株未満では28900円、500株以上は55300円として計算します
株式新聞を利回りに入れた場合と入れない場合で計算してみます

まあ、当然100株だけ持って放置が一番利回りが高いな
100株でも500株でもリップルのもらえる量が変わらないのがでかい

株式新聞を入れると利回りがとんでもない数値になりますが、株式新聞が無くても配当+優待利回りはものすごく高いです
100株かつ株式新聞を抜いた利回りが14.37%です
以前このブログでご紹介した早稲田アカデミーが長期保有特典ありで14%台後半でした
このあたりは日本でも有数の高利回り銘柄ですね

設定予定の新たなファンド
3年後にインデックスファンド残高1兆円突破に向けて順次設定予定です
SBIとバンガードがコラボしたSBI・Vシリーズで全米株式と米国高配当株式の二つは2021/06/29に設定済み

ついに楽天全米株式の牙城を崩しに行きますね
全米株式は今まで楽天の独壇場でした
楽天が手数料を下げてくるのかどうか見ものです
そしてSBI・中国A株を2021/07/30設定予定
他にもテーマ型でEVやブロックチェーンなどを準備中です
さらに、ESG関連などのVシリーズを追加予定とのこと
これからも伸びていきそうですね
モーニングスターまとめ
配当+優待利回りが高くて連続増益の成長企業なんて中々ありません
配当性向100%越えが懸念されていますが、運用総額の拡大状況などを考えると今後も成長していきそうです
また、ロボアドバイザーをリリース予定なのも良いですね
ウェルスナビも相当儲かってそうですから
株式新聞を定期的に読みたい方は500株以上、株式新聞にあまり興味がない方は100株持って放置でも良いと思います
モーニングスターの動画を見ると、社長が今後の増益に自信を見せているように感じました
中々面白い銘柄ですので、資金に余裕があればそれなりに仕込んで長期で持っておくのもありかと思います
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