こんにちは、うりぼうです

比較的ディフェンシブな銘柄で配当金と優待を貰い続けたいよー
という方にオススメなのがこれ
TOKAIホールディングス
証券コード3167です
2021年7月時点で10万円以下で買えて配当利回りは3%を超えています
もちろん優待もあるので配当+優待投資家としては要チェック銘柄です
TOKAIホールディングス
どんな会社??
「TOTAL LIFE CONCIERGE」(トータルライフコンシェルジュ)を強みに挙げるTOKAIさん
1950年に都市ガス事業を開始してから、LPガス、インターネット、CATV、水の宅配など
東海地域を中心に生活に欠かせない、生活インフラをになってきました
生活インフラを抑えつつ事業は多角化しており、安定感のある企業です

すげー多角化してるな…
電気やガスにブライダル、介護までやってるのか…

もっと言うと、東海造船運輸株式会社という子会社も持っていて
船でガスを運ぶついでに船舶の修理もやっていたりします
33の連結子会社と10の持分法適用関連会社があります
インターネットのプロバイダもやってますし、MVNOも提供しています
岡山や静岡にデータセンターがあり、自前で光ファイバーのネットワークを保有して関東から岡山までつながっています
大手通信会社ほど強力な地盤ではないものの、自前で敷いたITインフラは今後も強力な武器になるでしょう
ITも含めた生活インフラを抑えて経営は多角化しているという中々良い企業ですね
セグメント別営業利益
セグメント別の営業利益を見ていきましょう
大きく分けて6つに分かれています
エネルギー、情報通信、CATVで8割以上を占めています

アクアで6億円の営業利益というのも結構すごいですが、まだまだ主力が強いので主力分野以外も伸ばしていきたいところですね
業績
出典:IRBANK
売上、営業利益、経常利益ともに緩やかな上昇をしています
直近では3期連続増収増益で好調ですね
主力の事業は軒並み好調ですし、アクアも伸びてきています
ちょっとずつだけど、しっかり成長している企業です
実はどれだけ効率的に利益を上げたかを計るROEも2017年から10%以上をキープしている企業で、比較的高収益な銘柄と言えます
伸びしろがポイント
さて、直近は3期連続増収増益とはいえ、最近流行りのIT系グロース銘柄のようなとんでもなく伸びている企業というわけではありません
しかし、TOKAIさんは今後の伸びしろにも期待が持てる企業です
TOKAI(東海)という名前の通り静岡が地盤
静岡県内では3世帯に2世帯がTOKAIという圧倒的なシェアを持つ一方、他県はそれほどのシェアは取れていません
特に北海道や九州、四国、中国地方はまだまだと言えます
また、海外への展開に少しずつ着手しており、中国、台湾、ベトナム、ミャンマーに進出しています
地元静岡以外の県と、海外で売上を伸ばしていけるかが今後注目ポイントです
財務状況
では財務状況を見ていきましょう
ちょっと成長したところで、財務基盤が貧弱では話になりません
出典:IRBANK
パッと見て総資産増えてないじゃん…と思うかもしれませんが、、、
インフラ系企業なので設備投資が多額になりがちです
しかし、2012年には400%近くあった有利子負債比率が今では56%程度にまで減ってきました
有利子負債を順調に減らしていますね
併せて、利益剰余金が増えており自己資本比率も上昇、2021年には40%を超えました
一株あたり資産を表すBPSはしっかり右肩上がり
近年財務基盤がどんどん強くなっています
決してキャッシュリッチな企業ではありませんが、堅実に経営していて好印象です
株価
出典:tradingview
株価は2021/08/15時点で900円
2020年のコロナショックで一時730円台を付けましたが、その後回復しまた下がってきた感じ

業績自体は悪くないので、個人的に800円台はあっても700円台に戻ることはそうそうないかなと思っています
短期の値上がりを期待するような銘柄ではないですが、株価が下がり続けるような銘柄でもなさそう
900円を切ってきたらどこかで狙いたい感じ
配当
配当は2021年は一株あたり30円です
株価が2021/08/15時点で900円ですので、配当利回りは3.33%となります
配当は基本は維持、余裕があれば増配する方針です
2017年は中期経営計画の達成を記念して14円から28円に大幅な増配をしました
それをキープし2021年にはさらなる増配も果たしていますね
ではここ5年間の配当性向を見てみましょう
2017 | 29.43% |
2018 | 58.91% |
2019 | 47.32% |
2020 | 44.63% |
2021 | 41.72% |
2017年の大幅増配、2021年の増配でもそこまで配当性向は高くはありませんね
2018年は58%を超えて少しきつそうですが、しっかり持ち直しています
今後の株主還元について
2021年3月期の決算説明資料を見ると…
とのこと
2020年に引き上げた一株30円をベースラインとする旨も書かれています
なるべく減配はしないようにしつつ利益次第で増配も検討すると言ったところでしょうか
2021年が配当性向41.72%です
2022年は2021年と同額程度の利益となる予想ですので、見込み通りなら2022年は配当維持
2023年に少し増配するかも、と言ったところでしょう
ちなみにTOKAIさんは昔から自社株買いにはあまり積極的ではありません
自社株買いは期待しない方が良いでしょう
株主優待
株主優待は5つのコースから選ぶことができます
・水宅配サービス関連商品
・QUOカード
・グループレストランお食事券
・TLCポイント
・格安スマホサービスLIBMO割引
保有する株数によって内容が豪華になりますが、QUOカードとお食事券以外は100株が一番コスパが良いです
QUOカードやお食事券が欲しいと言う方は300株保有でもいいかもしれません
また、選べる5つのコースとは別に株主全員に「グランディエール ブケトーカイ婚礼10%+10万円割引券」と「ヴォーシエル、葵のお食事20%割引券」がいただけます
結婚式の予定があって、TOKAIさんにお世話になろうとしている方は1年くらい前からTOKAIホールディングスさんの株を買っておくとより幸せになれるかもしれません

その前に別れたら最悪の思い出株になりそうですが…
ちなみに年2回、3月末と9月末が権利日となります
静岡県民でグランディエールやヴォーシエルを利用する機会のある方はかなりお得です
利回りを計算してみる
では配当と優待を合わせた利回りを計算してみます
一番利回りの良い100株で計算します
配当利回りは3.33%でした
優待は3つに分けて計算してみます
①QUOカードを選んだ場合
②お食事券を選んだ場合
③格安スマホサービスを選んだ場合
格安スマホサービスを選択するとかなり利回りは高くなります
これでさらに、株主全員に婚礼割引とお食事割引券があります
婚礼については意図的に使うのは相当難しいので計算から除外しますが、お食事割引券は近所に住んでいれば行けます
これも軽く計算に入れてみましょう
まず、ヴォーシエルのランチメニューで一番安いものを確認したところ、ヘルシーランチ2100円がありました
20%割引券が12枚つづりでありますので、かける12して20%割引されたとしましょう

利回り10%を超えるのか
中々やるな…

ヴォーシエルは静岡駅近くにあるため、静岡駅近辺に住んでいる方はかなりお得になりますね
別記事でも配当+優待利回り10%を超える銘柄について書いています


まとめ
水がもらえる優待というのも珍しくて良いと思います
また、静岡駅周辺に住んでいる方はお食事券が使いやすいのでお得です
契約世帯数が年々増えていますし、ガスや電気、ITインフラを抑えていて安心感があります
株価も買いやすい価格帯なのでとりあえず100株持っておいて損はない銘柄です
配当+優待銘柄ならTOKAIホールディングスはかなり有力な選択肢になると思います
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